研修を実施する際の注意点

目的を最初に示しておこう

新人研修を実施する上では目的を最初に示すのが肝心です。特に新卒に対する研修を行う場合には欠かせないことで、そもそも何のために研修をしているのかわからないまま終わってしまうことが珍しくありません。目的意識を持って取り組んでもらわなければ効果が上がらないのは事実でしょう。スタートのときには新人研修全体の目的を、企業理念や経営方針との兼ね合いを念頭に置きながら明確に示さなければなりません。その上で、各セッションごとにこの中で何を学ぶべきか、どんなことを考えるべきかといったことを示すことが重要になります。言い方を変えると、研修を主体的に受けるための基礎をしっかりと示すことが新人研修を実りあるものにするために欠かせないのです。

先輩の参加も検討しよう

新人研修の目的にはネットワークの構築という側面もあります。その観点から横のネットワークを広げてもらうために新人同士のコミュニケーションを促せる機会にするのも重要です。しかし、企業の構成員として働いていく上では上下のネットワークを作り上げることも欠かせません。新人として現場に入ったときにどんな上司や先輩と仕事をしていくことになるのかが不安になる人も多いでしょう。そのため、新人研修の一部に先輩にも参加してもらう形を整えるのは効果的です。そのコストパフォーマンスが高いかどうかは現場によって異なります。参加を促すデメリットも考慮して決める必要がありますが、一度は先輩の参加についても検討してみるのが大切です。

人材育成の研修には様々な方法があり、外部から講師を招く場合のほかに、近年では社内から講師を募って研修会を行うケースもあります。